水戸から旭市まで
ギャラリーの休みのタイミングで水戸へ。
3.11を忘れない写真家の会の展示作品が水戸だったこともあり、今の「花街」シリーズの終わりは水戸と思っていたのだが、勢いで旭市まで足を伸ばしてしまった。
鹿島神宮にナマズを押さえているという「要石」が有ることをを知ったのもその理由の一つだ。実際にお参りしてみると、2012年からのこのシリーズも終盤を迎えていることを実感した。
1日目(水戸・那珂湊)
予想に反してこぎれいなひたちなか海浜鉄道湊線で勝田から那珂湊へ。
那珂川沿いには震災の跡らしき場所が。
夜は水戸の繁華街を撮影。駅から結構離れていて大変。
2日目(大洗・鹿島神宮)
大洗では海岸線を歩く。
相当な津波被害があったとのことだが、その名残はあまり伺えない。
天気が悪い割にはそれなりの人出。
雨宿りに入っためんたいパーク大洗(かねふく)の入口に震災のパネル展示があった。
サンビーチにたどり着いた頃には土砂降り。そんな状況でも駐車場入口でビーチの撮影は禁止だと注意を受ける。
気分が萎えたのでバスで大洗駅に。うだうだしていたら大洗鹿島線に乗り損ない、駅で小一時間待つはめに。
5時をまわって鹿島神宮のホテルにチェックイン。
一休みしてから鹿島神宮へ。
雨の中、遅い時間の神宮は人もまばらで異様な雰囲気の中、目当ての要石へ。
お参りした後は何か気分がすっきりした。
3日目(銚子・旭市)
レンタカーで銚子を目指す。
途中、鹿島臨海工業地帯周辺の神栖市の海岸線の風力発電施設を見学。
銚子では昼食に時間がかかってしまい撮影はあまり出来ず。(今回は予定していたものがほとんど食べられず残念。)銚子は再挑戦したい。
最終目的地の旭市へ。
着いて見ると海水浴客等で思わぬ賑わい。同時に思っていた以上の被害に驚き。
飯岡漁港には被災した船らしき一群。
旧食彩の宿いいおか荘1Fの7月にオープンした旭市防災記念館(市立)とその隣の仮設住宅の保存展示(NPO)
一応これで八戸から旭市まで、(鉄道や車で通っただけの所も多いが、)たどったことになった。まだ、2014は撮り進んでないが次のシリーズに移行出来そうな気がしてきた。もちろん被災地は断片的になるだろうがこれからも撮って行きたいと思う。