アンドレアス・グルスキー展

CJ3から招待券を頂いたので、国立新美術館に行ってきた。

評判通りの見応えのある展示であった。時節柄人も多かったが、作品が大きく点数も多いので、人の波を避ければ比較的しっかり見ることが出来た。

圧巻はやはりカミオカンデであった。実際の作品を前にすると曼陀羅を見るような仏教的な神々しささえ感じられた。

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ただ、事前の知識で合成や修正があるというのが結構邪魔になった。例えば、川のシリーズの中に日本の風俗雑誌のようなものが浮かんでいるものがあるのだが、最初は日本の川かと思ったらタイトルは「バンコク」である。そうなると雑誌は合成なのか、実際浮いていたのか気になって仕方が無かった。また、「ピョンヤン」の人の集合も合成箇所を見つけようとしてばかりいた。

それが狙いなら、まんまとはまってしまった訳だが、最初は先入観無しで見たかったというのが正直な所である。