めめめのくらげ

今日何年ぶりかで、映画館で映画を見た。

六本木のTOHOシネマズ6で今日が最終日となる「めめめのくらげ」である。イベントとして蜷川実花さんと村上隆監督とのトークがあるというのもあったが、実は、2年程前にエキストラとして撮影に参加したのでどうなったか見たかったのである。

結果的に使われていなかったが、幾つかの場面は実際に撮影している所を見ている訳で、その場面が映画ではどうなるかその時はピンとこなかった。しかし、作品を見てみるとその完成度は素晴らしいもので、特にCGは驚くべきものがあった。これが映画という物なのかと今日実感した。

監督は上映終了後見送りに出てきて観客の握手に気さくに応じていたが、撮影時もエキストラに対して腰も低く非常に丁寧な対応であった。蜷川さんも映画に人の良さがでているといっていたが、確かにそういう印象である。

ところで、なぜエキストラに応募したかについて少し触れておく。

震災後の気分というか、出来る事は極力やってみようと思ったのだ。だからこの年はこの他にも色々な事をやっている。具体的には、編集ワークショップに参加して雑誌「渋谷SWITCH」(あのSWITCHのローカル版)を出版したり、「24人の照沼ファリーザ展」のオーディションを受けて初のポートレート&ヌード作品を撮ってみたりした。(展示は流れてしまいまだ実現していない。)

この映画も震災を受けて、改変がなされたという。また、子供にみせたいという強い気持ちがあるようだが、満席の観客はほとんどが成人であった。2・3と続くらしいが是非完結させてほしい。