2012年の被災地の記録(序)その2

被災地を撮ろうと思うきっかけになったのは、2011年11月21日〜27日にPlace Mとギャラリーニエプスで同時開催した「WONDERFUL PHOTO to PEACE写真展」への参加であった。17名という大所帯のグループ展であったが、何と森山大道氏が「三沢の犬」で参加してくださったのは感動であった。

この展示は震災前の光景を展示した物だったが、実際に被災された方々が昔の写真を見て喜ぶ様子を見て、改めて写真の意味を考える良い機会になった。また、初めてトークショーに参加し、今後の展開として復興して行く様子を撮りたいと宣言したことも、現在東北に向かっている理由の一つである。

 

その後、東京での展覧会に参加した写真家数名がそれを引き継ぐ形で[3.11を忘れない写真家の会]を結成し、いわき市でのグループ展「津波も、瓦礫もない写真展-beforemath-」を2013年3月2日〜 24日に開催することができた。

2012年の5月から宮城・岩手を撮影してきたが、この展示によってようやく福島を撮影するきっかけができた。

 

2012年撮影分は先日やっとセレクションにとりかかったものの、どのような形でまとめるか、まだ概略しか見えていない。テキストをつけるつもりはないのだが、1年経過するといろいろと忘れてきている。そこで、少し記録的な写真を中心にこれから何回かに分けて整理してゆきたいと思う。

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