2012年の被災地の記録(序)

2011年3月の4日〜10日に福岡のAsia Photogrpher's Galleryで「花街1998-2009」を開催した。ひとつの区切りの展示を終えほっとしているところにあの東日本大震災が起きたのであった。

多くの写真家が被災地入りする中、多少の迷いはあったが自分は東京の様子を撮る事を選んだ。単純に行くのが困難であったという事もあるが、瓦礫の山を撮る気にはなれなかったというのが主な理由である。

最初に写真集『新宿海溝』で撮影した繁華街にどのような震災の影響があるかを見たいと思った。東京では計画停電や電力使用の自粛等でいつもとは様子の違う夜の街を撮影した。関西にも数回行ったのだがほとんど影響は感じられなかった。暗い街を撮りたかったので、今までうまく導入出来なかったデジタルカメラに切り替えもした。

そうして1年かけてまとめたのが、2012年3月5日〜11日にPlace Mのミニギャラリーで発表した「花街2011」である。奇しくもメインギャラリーでは瀬戸正人氏の「セシウム」の確か1回目の展示であった。

これは後にZINE「2011」として発刊した。

http://imaonline.jp/ud/photobook/504860a26a8d1e02e0000001

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